9月15日、16日(平成19年)の両日、岸和田・春木地区のだんじり祭りが開催され、街は多くの人出でにぎわった。
だんじりの大屋根で、はちまき、ハッピに腹当てをして、パッチに白い鼻緒の雪駄履き、うちわ両手に舞い踊る。大工方は祭りの華だ。
高さ4メートル、重さ4トンにもなるだんじりが街の角々で、勢いよく、唸りをあげ、直角に回転するやりまわしは、実に勇壮なものである。この特異な演出が岸和田のだんじりを支えているようにも思われる。山手地区のだんじりは10月6日、7日(平成19年)に行われる。
祭礼には郷土料理がつきものである。岸和田は港町。祭りの日には、大皿一杯にカニを盛り、初秋の味覚を楽しむ家庭もあるという。 |