大阪市電、京都市電、西鉄・・・懐かしい電車が行交う。路面電車は、広島市民の通勤、通学の貴重な足。移入車両の内・外装を変えることなく、色とりどりの路面電車が広島市街を走る。動く電車の博物館といわれる広島電鉄。市民にヒロデンと親しまれ、乗客数や営業距離は全国屈指。近年、グリーン・ムーバー・マックスなど超低床車両の導入や原爆ドーム前駅など電停の改良などが進みつつある。広島市街は太田川の河口部の洲に開けた街。大都市にみられる地下鉄の整備が極めて困難とみられる地質の下では、移動手段としての路面電車の役割はますます大きくなるであろう。
近年、外国人観光客の増加も著しいように思う。無公害、大量輸送手段としての路面電車は貴重だ。−平成18年8月−
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