宮島の風景(宮島歴史民俗資料館)−廿日市市宮島−
宮島街通り
宮島歴史民俗資料館(中庭を望む)
   宮島歴史民俗資料館
      (中庭を望む)
 瀬戸内海の交通は、豊臣秀吉の頃から急速に整備が進んだ。芸備両国では福山のと蒲刈島の三ノ瀬が海駅に指定された。本陣が整備され、継船や
宮島歴史民俗資料館(中庭を望む)船頭、加子などが常備され、参勤交代の大名や長崎奉行、カピタン、朝鮮通信使などが海駅を利用した。
 当時の内海航路は、本州に着かず離れず沿岸を航行する「地乗り」であった。海駅に限らず音戸、宮島などに寄航する船も多かった。厳島神社のある宮島は、諸国の廻船の寄港地。内海に雄飛した宮島の船持ちもいた。30年ほど前、宮島の豪商の家屋敷を再整備して宮島歴史民俗資料館ができた。庭を囲んで一巡するコースになっている。
 清盛像、二位尼像など宮島の歴史、民俗がわかるよい施設。廻船、厳島神社詣で栄えた宮島の古い町並みも必見であろう。町にしっとりとしたよい雰囲気がある。−平成18年5月−

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