駒が林(宮島)−廿日市市宮島町−
 宮島は周囲30`の神の島。不入りの森は原始林をなし、動植物を育む。
 厳島神社の背後に弥山(標高529b)、その西に駒ガ林(標高509b)が対峙し、南西端で岩船山(標高466b)が威をはる。
 宮島は花崗岩からなる岩石の島。大元神社下から通じる登山道は比較的よく整備されているが、傾斜がひどく登山道の大半は石段。無数の石段を踏みしめ、所々に大岩石を見ながら小一時間歩くと、頂上に至る。
 頂上は南北35メートル、東西10メートルほどの一枚岩の岩石が頂上のすべてだ。岩石の僅かな割れ目に根を下ろしたクロマツが瀬戸内海を借景にして一幅の掛け軸を産みだしている。松のほか馬酔木やハリネズがやはり土のない岩盤を食んで生きている。 −平成18年10月− 


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