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佐賀 |
佐野常民-川副市早津江- |
日本赤十字社の創設者佐野常民は、文政5年(1822年)、川副町の早津江で生まれた人。早津江に顕彰碑(写真)や記念館がある。
常民は、藩医の家庭に育ち、江戸の古賀侗庵、京都の広瀬元恭、大阪の緒方洪庵らに師事し、佐賀の人で西洋医学の父と賞せられる伊東玄朴の塾に学ぶなど医学、蘭学、物理学、冶金、造船、砲術など幅広い学術をおさめた人。
明治10年(1877年)、西南の役が勃発すると常民は現地に足を運び、同年博愛社を創立している。明治20年(1887年)には博愛社を日本赤十字社と改称し、万国赤十字社に加盟し、初代社長に就任。晩年は元老院議長などを務め、明治35年(1902年)に瞑目。享年80歳。江戸から明治を駆け抜けた佐賀の偉人である。-平成17年8月- |
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