京の街角(弥仙山のヤマシャクヤク)−綾部市於与岐町− |
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京都府北部の町・於与岐(綾部市)は舞鶴湾に流れ出る伊佐津川の源流部に所在する町。弥仙山の山懐に在る純農村地帯。5月初旬のころ、田植えが始まっている。連休中にはほぼ植え終わる勢いである。
伊佐津川沿いの小道を行き、水分神社上手の登山道入口から入山。弥仙は修験の山。大本(教)の教祖が修行した山のひとつだ。尖った山の頂上には金峰神社が鎮座する。
山道を行くとヤマルリソウ、ミヤマキケンマ、イチリンソウ、キクザキイチゲが咲いている。
山道脇で咲く白く、愛らしい花はヤマシャクヤク(写真上下))。弥仙の賜物、野草の白眉であろう。西日本においてもヤマシャクヤクの自生地は数少ない。大切にしたい花。高さ40センチほどのキンポウゲ科の多年草。花弁5、オシベ多数。茎は直立し、頂に白い花を1個つける。−平成26年5月− |
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