純信堂−四国中央市川之江−
  ♪土佐の高知の 播磨屋橋で 坊さんカンザシ買うぞ見た ヨサコイヨサコイ・・・♪
純信堂
純信堂
はりまや橋
はりまや橋
  民謡の主人公は安政年間の高知市五色山竹林寺の僧”純信”と”お馬”。純信37歳、お馬17歳。純信が播磨屋橋でカンザシを買いお馬に与えたという噂に耐えかねた二人は関所を破り讃岐に逃亡するのだった。二人は金刀比羅の高知屋という旅宿に潜伏したが追手に捕われ、城下でさらし者にされた後、純信は国外追放、お馬は仁淀川の西方に追放されたと伝えられる。
  純信は当地川之江の河村某宅に身を寄せ寺子屋を開いていたが、お馬と結ばれることなく没っした。純信縁の川之江の地に純信堂(国道11号線脇)が建てられ、二人が祀られている。
  1855年(安政2年)、純信、お馬がさらしの刑に処せられた松ヶ鼻番所は、高知市内を流れる桜川の河口部にある。