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佐賀 |
吉村家住宅−富士町上無津呂− |
背振山地の雷山(955b)と羽金山(900b)のほぼ中央に福岡と佐賀の県境を分ける長野峠がある。峠の南麓
に上無津呂という集落がある。嘉瀬川の支流神水川のそのまた支流沿いに開けた集落である。勧請年が西暦515年と伝えられ、神代勝利ゆかりの淀姫神社がある。鳥居の左右にイチョウの巨樹が神さびて立っている。
淀姫神社を過ぎ集落に入ると小路に石畳が敷かれ、ひっそりとした雰囲気の集落の奥まったところに吉村家住宅がある。屋根は寄せ棟の茅葺、桁行15.7b、一文字形式の直家である。築年は西暦1789年(天明9年)であり、佐賀県下の記録が残る民家中、最古のものである。 |
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吉村家住宅 |
淀姫神社 |
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