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佐賀 |
バトウカンノンサマ―伊万里市平尾― |
馬頭観音の石仏を机の中央に祭り、左右に花を活け観音様の前に水が供えてある。今日は伊万里市平尾地区のバトウカンノンサマ。地区の小学生が平尾天満宮から馬頭観音を農協の軒先までお連れして、早朝から夕刻までお世話をするという。お参りがあると、お茶の接待をしたり、お下がりの菓子を授けたりなかなか忙しそうである。「毎年8月に、1日だけバトウカンノンサマをします。カンノンサマは牛など家畜を守ってくれます。」と、小学生。
こんにち牛馬はトラクターや耕運機に替わったけれども、ここでは地区の年中行事として子供たちにバトウカンノンサマが受け継がれ、子供たちは何の違和感もなく祭りを楽しみ、生き生きとして地区の人々と交わっている。なんともいい雰囲気である。お参りをさせていただきお菓子をいただいた。―平成17年8月24日― |
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