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佐賀 |
多久聖廟-多久市- |
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多久茂文公像 |
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多久聖廟 |
JR多久駅から南へ4キロメートル、山間の地に多久聖廟恭安殿はある。孔子聖廟は各地に随分あるが、現存する聖廟では多久聖廟が日本最古である。聖廟は、宝永5年(1708年)、4年間の歳月を経て第4代邑主多久茂文によって完成した。廟は、高さ7間、奥行き13間の禅宗様仏堂形式の建物。漆の朱が残り、重厚で壮麗な建物である。
好学であった茂文は、聖廟の近くに東原痒舎を建て、自ら献官となって釈菜を執行した。いまも春秋のころ、釈菜が執行されるという。
多久は、佐賀市と唐津市の中間にあって両市ほど知られていないが、美智子妃殿下のご母堂正田冨美さんのご実家があるところ。山間のよい町である。−平成18年2月− |
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