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佐賀 |
清水の滝−小城町− |
佐賀平野の北、天山(1046b)に源を発する清流がしだいに水かさを増し、一気に滝壺に落下する。落差75b。白煙の飛沫を深山に漂わせている。滝が機を織り、純白の絹地に墨絵のような濃淡を画き出している。見飽きることのない滝である。
滝の上に見瀧寺宝池院の本堂がある。本堂の裏手から急な石段伝いに滝壺へ降りる道がある。滝そばの岩場に不動明王などの石仏が祀られており、この深山一帯が今なお山岳信仰の行場であることをうかがわせている。
滝修行をする人を見かけることもあるという。滝の登り口に見瀧寺の山門がある。鯉の滝登りの連想であろうか、あたり一帯に鯉料理の料理旅館などが立ち並んでいる。 |
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