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野村町で毎年11月の下旬、乙亥の日に火災除けの願相撲が行なわれてきた。嘉永5年(1852年)、野村に大火があり約100戸の農家が消失する惨事があった。このため、野村の庄屋・緒方家によって、愛宕神社に100年間無火災の願相撲が奉納されてきた。以来、毎年、特設の土俵で願相撲が行なわれ、昭和27年に満願となった。しかし、乙亥大相撲はその後も廃止になることはなく継続して実施され、11月下旬には大相撲の力士を招いて開催される。大相撲の玉春日関は野村の乙亥大相撲で活躍した力士だ。
近年、野村に体育館、温泉施設などが整った乙亥会館が整備された。乙亥大相撲はこの体育館に土俵を築き、吊屋根、マス席などを設け盛大に行なわれる。 |
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