志々島は詫間湾の北西に浮かぶ周囲4キロメートルほどの島(写真)。隣島の粟島から定期船で30分。漁業と花卉の栽培が盛んな島である。急斜面に人家が建ち、手入れの行き届いた畑は山頂に至る島だった。「終戦直後は1,000人余り暮らしていましたが、いまは30人余り。」と島の人。
島周りは豊かな樹林で覆われている。圧巻は、幹周り12メートル余のクスノキの巨木。樹齢1000年を越え、今なお樹精は旺盛である。長く伸びた枝が地上に這い、急斜面に生えでたクスノキの主幹を支えている。クスノキは、志々島港から集落内を通り、尾根を越え谷筋を少し下ったところにある。
志々島はへは詫間町須田から定期船(粟島経由)が出ている。-平成16年7月- |