後楽園−岡山市−
後楽園 後楽園は、総面積約13万平方メートルの大庭園。うち約3万平方メートルは芝生に覆わている。水戸の偕楽園、金沢の兼六園とともに日本三大公園のひとつに数えられる。
 公園は、貞享3(1686)年、岡山藩主池田綱政が創案し、津田永忠が14年かけて作庭されたもの。後楽園の名称は明治4年の命名。
  園内の沢の池の周辺に近江富士、木曽路、三河の八ツ橋の縮景を廻らせ、備前富士、繰山を借景とする。繰山の安住院の多宝塔は添景物として造られたものという。築山、草庵から眺める烏城(岡山城)の黒壁が公園のしっとりとしたよい雰囲気をかもしだしている。−平成19年2月−