上下宿−府中市上下町−
上下宿 上下町は、山陰と山陽を分ける分水嶺の町。藩政期に天領となり、石見大森代官の出張所として上下代官所が置かれたところ。石州街道沿いの地の利を得て、上下は宿場町としても大いに発展し、大森銀山の銀はこの街道を下って、大坂まで運ばれたのである。代官所跡など古跡や町並みが上下の繁栄の歴史を刻んでいる。見張り櫓のある旧警察署や翁座、倉庫を改造したという大きな塔屋のある上下教会(写真に協会の尖塔が見える)など、明治以降のみるべき建築物も多い。−平成18年6月−