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鹿島の段々畑−呉市倉橋町− | |||
天耕の 峯に達して 峯を越す <山口誓子> | |||
鹿島の南部に安芸灘にひらけた宮の口という集落がある。背後の山に傾斜度30度を越える見事な段々畑が築かれ天辺に至る。誓子は詠う。天耕の峯に達して峯を越す、と。 春5月、先の大戦後間もない頃、瀬戸内海の島々はミカンや除虫菊の花で白く染まった。しかしスプレー式の殺虫剤の普及によって除虫菊は姿を消し、かんきつ類の栽培面積も著しく減少した。島民の老齢化や島外への転出も進んだ。そうした状況は、鹿島など内海の島々のみならず伊予の九島など宇和海の島々や九州の玄界灘の島々でも似たようなものである。−平成18年4月− |
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井仁の棚田−山県郡安芸太田町中筒賀− | |||
![]() 「井仁の農家は平均5反(50アール)ほど耕作しています。田植などは機械でやりますが、畦が曲がっていますので作業が大変です。7、8反耕作する農家は24、5枚の棚田と格闘です。水の見回りにも1時間ほどかかります。」と、農家の人。この苦労が食味のよい棚田米を産む。 見晴らしのよい高台で日曜市(野菜市)が開かれ、ピーマン、タマネギなど井仁の農産物が販売されている。−平成18年7月− |
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