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大分 |
宇佐神宮−宇佐市− |
宇佐神宮は豊後一ノ宮。宇佐八幡宮ともよばれる。全国の約11万社中、4万600社が八幡宮であるが宇佐神宮はその総社である。
応神天皇、比売大神、神功皇后を祭神とする。奈良時代から朝廷の崇敬が厚く、国家の変事がおこると宇佐使が奉幣に派遣された社。
天平12(740)年、藤原弘嗣の反乱が筑紫でおこると、朝廷は大野東人をして宇佐神宮に平定を祈請させたと続日本紀は伝える。弓削道鏡が皇位をうかがう事件がおきると、和気清麿が宇佐に使わされ神託を得たのは有名な話だ。以来、宇佐使は宇佐和気使ともいわれる。道鏡事件は全国に八幡信仰が広がる大きなきっかけとなったことであろう。
社殿は、桧皮葺の朱漆塗柱の華麗な八幡造り。厳かな神苑に映える美しい社である。御田植際、夏越大祭、放生会、神能など祭儀の多い神社である。−平成17年8月− |
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