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大分 |
羅漢寺−本耶馬渓町− |
羅漢寺は青の洞門から1キロメートルほど山手に入ったところにある。仁王門に足利義満が奉献した「羅漢護国禅寺」の扁額がかかる。険しい石段の参道を行くと、奇峰の断崖に刻み込まれるようにして羅漢寺の堂
宇がある。西暦645年(大化元年)、インドの法道仙人が正座修繕して羅漢寺を開いたと伝えられる。鎮西羅漢の本山。十六羅漢、五百羅漢など三千七百余体の石造がある。
延文5(1360)年、羅漢完成の折には千人余の僧侶が集まり開眼供養が行われたという。
江戸期に寺は、徳川家から三葉葵の紋章と10万石の格式を許され、すれ違った中津藩主が先に挨拶したという逸話がある。日田代官所で催される恒例の年賀式では、九州一円から参賀する筆頭家老中の最上席が与えられていたという。
参道の入口付近にリフトがあり、入山の便もよい。 |
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