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長崎 |
対馬の鰐浦−対馬市上対馬町− |
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対馬の入り組んだリアス式海岸の一角に鰐浦という集落がある。対馬最北端の漁業基地。浦口を北に開き、朝鮮海峡を渡ると韓国だ。直線距離にして50キロメートルほど。
鰐浦は日本書紀がしるす和珥津。神功皇后がこの津から韓国に発ったとしるされた古い土地。集落の本宮神社は行在所跡と伝えられ、神社の脇に皇后の船をつないだと伝わるとも綱石がある。
穏やかな浦口の浜に高床式の小さな倉庫が密集して建っている。木造平屋の倉庫には窓がなく、網小屋として用いられていたものだろう。同形の倉庫は対馬一帯で見られるが、鰐浦の倉庫群は数も多く壮観である。−平成18年3月− |
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ともづな石 |
倉庫群 |
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