大川原峡谷-財部町-
財部の「大川原峡谷」 財部の「大川原峡谷」は、深い谷の両岸を照葉樹林に覆われた2キロメートルほどの峡谷である。谷水が、苔むし或いは黒く艶やかな岩盤に砕け、飛沫が清冽な光を放つ。ここは水と光の桃源郷。
 峡谷の樹林のトンネルを抜けたところにキャンプ場などが整備されている。家族連れなどの野外活動に大変よい環境を提供されている。
 県下では、垂水市の「猿ヶ谷峡谷」と双璧の峡谷。夏の暑い日には、財部の峡谷で過ごすのもいいだろう。

  郷愁の街(天文館)-鹿児島市-    
鹿児島 天文館付近
 天文館は、鹿児島県の人口180万人中、55万人が住む鹿児島市内の一等の繁華街である。人々が都会に抱く緊張感と憧れがほどよく調和した独特の雰囲気がある。 街路の配置などもいい。直線と曲線の街路が交錯し、大通りあり路地あり、店構えなどにも工夫がある。天文館は時代の変遷に沿って改造されてきた街であるが、鹿児島出身者が一応に郷愁を感じるという街・天文館は、いつまでも鹿児島県人の脳裏に刻まれた街であり続けるだろう。