遠見番山-東市来町-
遠見番山 東市来町に「遠見番山」という小高い山がある。山頂から薩摩半島の東海岸が一望できる。標高180メートルほどの小高い山の前面は東シナ海。南方を眺めると、湾曲した海岸線の彼方に加世田市が、さらにその先に開聞岳がかすんで見える。遠見番山は薩摩の大観望。藩政時代には、山頂に密貿易船などの見張り番所が設けられたところである。
 山の頂上付近は公園になっていて桜などが植栽してある。季節には花見客で賑わうところである。
 人気のない早朝、母親と子供が2人、ボランティアらしく手際よくせっせと公園の清掃に余念がない。このような人々の奉仕が健全な地域社会を支えているのだろう。