長目の浜(甑島)−上甑村
長目の浜 天橋立
長目の浜遠望 天橋立
 長目の浜は、東シナ海上に浮かぶ甑島の名勝。約4キロほどの州である(写真左)。
 陸地と着かず離れず、なまこ池、貝池、鍬形池を従え、絶妙のバランスを保ちながら細く長く伸びている。遠くの島々を借景にして紺碧の洋上に浮かぶこの州は、島津久光公の言葉を借りると、まさに「佳絶」の表現がよく似合う。
 京都・丹後の「天の橋立」(写真右上 )と比べると、州の長さに勝り、州の幅は橋立が勝る。州の植生は橋立が松でこの州は亜熱帯・温帯植物である。

石垣集落−笠沙町
画像(大当集落)  集落の対岸からながめると、南薩の明るい陽射しを浴び大当集落は湾上できらきら耀いてみえる。海岸に山が迫り平地の少ないこの集落の人々は、山腹の傾斜を高い石垣で補正して宅地に変えている。対岸からみると集落全体が高層の楼閣のようにも見える。「こんにちは!」、子連れの主婦とすれ違う。その上で鯉のぼりが泳いでいる。