薩摩乙女(龍門滝)−加治木町
龍門滝 鹿児島市から錦江湾に沿って国道10号線を国分方面へ進むと、加治木町の山あいに龍門滝がみえる。滝は、高さ46メートル、幅43メートル、ほどよく均整がとれ、三筋の水が糸を引くように岩肌を滑り、滝壷を打つ。この滝に何かしら柔らかさを感じるのは、その岩肌のせいであろう。県内の数多い滝のうちでも、屈指の名滝である。

 麗しの里-入来町岩下-
 川内川の支流、岩下川の最上流に、澄んだ鏡のような里がある。川の両岸はなだらかな丘陵を成し、棚田にそよぐ黄金の稲穂は豊饒の証し。背後の急峻な岩山は里の立神。薩摩の典型的で、美しい山里である。