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福岡 |
関門海峡の風景−北九州市門司区− |
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関門橋 |
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門司港 |
関門海峡は、玄界灘と周防灘を分ける狭い海峡。海峡は川の瀬のようにざわざわと白く波立っている。幅500メートルほどの狭い海峡に船舶のエンジンの唸り声が響く。流れに逆らってタンカーがじわりじわりと難所を越えてゆく。関門海峡は、タンカー、商船、漁船など日に700余艘の船舶が行き交う国際航路である。
関門橋の西に門司港が開け、対岸に彦島、その手前に巌流島をのぞむ。 海峡の突き出た岩場に建つ社は、九州本土最北端の和布刈神社(わめかりじんじゃ)。旧暦の正月元旦にワカメを摘む神事で名の知れた社である。その前方の海域は、1185年(寿永4年)、源平の軍船4000艘が激戦をまみえた壇の浦だ。平家滅亡の哀史を伝える海峡である。屋島の戦でみせた義経の軍略はここでも冴えわたり、平家はついにこの海峡に散ったのである。安徳帝を抱え入水する二位尼、帝の後を追う建礼門院の哀れを壇の浦の白波がさし示しているようにみえる。−平成17年−
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壇の浦をのぞむ(関門海峡) |
和布刈神社 |
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