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福岡 |
盾の松原-新宮町- |
新宮町を流れる湊川の北に、白砂青松の松原がある。海岸線に沿って美しい弧線を描いている。虹の松原や生きの松原、さつき松原など名だたる松原ほど長さはないが、干潮時の砂浜は随分広く、姿よい松が茂る松原である。
北西の季節風をもろに受けやすい地形から、クロマツの巨木はことごとく季節風の通り道に沿って後ろに傾いている。この松林は、その名のとおり街や田畑を守る盾となって季節風を凌ぐ防風林である。
盾の松原は藩政期に植林された防風林。住宅地団地が近く浜辺をジョギングする人、干潮時には磯遊びをする市民で賑わっている。市民による松林の保護活動も盛んである。−平成17年5月− |
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