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福岡 |
装飾古墳(五郎山古墳)−筑紫野市原田− |
五郎山装飾古墳が発見されたのは五十数年前、戦後間もない頃だった。
壁画は玄室奥壁や玄室の袖石などに描かれている。騎馬や盾、靱などの武具や同心円文、珠文、船などが壁面を飾り、祈る姿の人物像もみえる。実にのびのびと描かれている。
五郎山装飾古墳は、筑後川水系に属する丘陵上に築かれた古墳。佐賀県境に近い福岡県筑紫野市南部の見晴らしのよい丘陵上にある。この辺りは遠賀川と筑後川の支流が入り込む複雑な分水嶺の接点上の地域。
古墳が築かれた丘陵の麓に古墳館がある。羨道や玄室など古墳の内部が模型で復元されている。模型は、古墳の中央部が左方に1.2メートル開き、見学者はそのすき間(通路)から壁画を見学できるよう工夫されている。実物の古墳内部は、年2回(4月、10月)公開されているが、前もって申し込みをしておけば、随時見学が出来る。−平成17年− |
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