福岡 大濠公園−福岡市− 　福岡市の中央部に大濠公園がある。公園は、広大な福岡城址の外堀の一部を整備し、昭和4年に県営公園としたもの。総面積40万平方メートル。池がその約半分を占める。福岡城の外堀は、もともと博多湾の入江を利用して黒田長政が造ったもの。　 　周囲2キロの公園に3つの島があり、島をつなぐ橋が架かっている。そのひとつ観月橋を渡ると、島から張出した浮見堂(写真)が瀟洒な姿を水面に映している。 　池回りの森では小鳥がさえずり、ジョギングをする人や散歩する人が思い思いの休日を過ごしている。池ではカモメが群れている。福岡県人が一応に郷愁を感じるという大濠公園は、一度は訪れてみたい福岡を代表する公園である。