岩松川のシラウオ漁が盛期を過ぎると入れ替るようにして今度は青のり採りが始まる。
平成23年2月16日、岩松川の青のり漁が解禁になった。漁期は1週間という。胴長を着て腰まで水につかりながら背丈ほどの大きな熊手で要領良くのりをかいていく。採った青のりは傍らのゴムの浮輪に載せ河岸に運び、河岸で干したり、コンテナに移し替えて家庭に持ち帰り水洗いをして乾燥させる。漁業権は1株2人までとされ、漁期はごく短期に設定される。採りつくさず資源保護にも配意されているわけだ。
岩松川の青のり採りはシラウオ漁とともに南予の春の風物詩。香りのよい青のりは食してよし。シラウオとともに青のりは岩松川の宝石だ。川のかなたで鬼が城の冠雪がきらきらと輝いている。−平成23年2月−
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