横浪半島を往く−須崎市・土佐市−
横浪半島
横浪半島2
 須崎市の東部で横浪半島が10数キロメートルほど東側に延びている。半島の先端部で宇佐大橋が架かる。半島の北側一帯は浦ノ内湾。高知市、土佐市方面から海岸線に沿って横浪道路が整備され半島巡りのアクセスも大変よくなった。
 潮回りもよく今日は 浦ノ内湾東岸に多くの舟が出てでアサリ漁が行われている。10メートルほどの長い竿の先端にカゴを結わえた漁具を舟から海底におろしアサリを獲る漁法である。
 半島の先端部に宇津賀山(標高255メートル)が聳え、その麓に青龍寺がある。南国の明るい日射しを受けお遍路さんの顔も心なしか弾んでいる。
 半島の南海岸を往くと、高地碆、ツヅラ崎、地の碆、甲崎など横浪半島から生え出た高い断崖上に亜熱帯植物が茂る。海のブルーに映え、海岸線を美しく飾っている。奄美群島や薩南諸島の島周りを彷彿とさせる風景が延々と続く。横浪半島は、リアス式海岸の箱庭である。−平成15年11月−