おおちの海−東かがわ市大内
  香川県下の津田湾,、引田湾など播磨灘に面した海岸線は、おしなべて砂浜がよく発達し、津田、青木、小浦、白鳥、引田など海水浴場が点在する。
 津田湾,と引田湾のちょうど中間部に発達した海岸線が‘おおちの海’。小さな島々が紺碧の海に浮いている。海岸線の際まで耕された畑の緑が海に迫り、その先に小島のある風景は絵葉書のように美しい。
  おおちの海の絹島(写真左上)、丸亀島(写真左下)の風景は、瀬戸内海の小島の絶唱。晴れた日の景観は筆舌に尽くしがたいものがある。
  絹島は馬篠の鼻から約600メートルの海上に浮かぶ小島。全山、黒色の讃岐岩質安山岩の島。矢竹が生い茂り、島周りは柱状摂理や波蝕の洞が発達し、断崖を成す。その東方、約1200メートルの海上に浮かぶ小島がビュートの島・丸亀島だ。島の岩石構成は絹島に似ている。そばに女島が寄り添う。県道122号線の車道から絶景を望むことができる。
  馬篠の鼻にリゾート施設‘ベッセルおおち’がある。施設内の展望所から、真正面に絹島、東に丸亀島がみえる。4、5月の潮干狩りのシーズンには、絹島、女島への渡船の便(漁協)がある。−平成16年6月−