臥竜山の秋−北広島町八幡(八幡高原)−
アケボノソウ 芸北 高原の自然館はぜひ訪れたいところ。芸北の動植物が要領よく展示、紹介されている。野草写真のカードなどもよく整っていて植物の名前などを調べるのにもよい。
 自然館の隣に中門造りの民家が復元してある。佐賀平野の鈎造り、東北地方の曲がり屋に似た造りである。聖湖畔にもう一棟中門造りの民家があるが、こちらは湖の築造により湖底になる集落から移転した建物。町立民俗博物館として活用されている。この二棟を除き、茅葺中門作りの民家は広島から消滅してしまったようである。
 自然館のそばに地元で栽培された野菜の直売所がある。昼食にトマト2個を食す。 −平成18年9月− 
 龍頭山遠望
龍頭山 龍頭山は標高928メートルの山。山の南方に道を一つ隔てて「豊平どんぐり村」ができた。その高台から眺める風景がこの山の典型的で美しい風景として知られるようになった。
 裾野をゆったりと広げ、山麓に点在する赤瓦の民家とのコントラストもよく、霊峰然とした孤峰は、いつまでも見飽きない風景。初秋の頃、山麓にソバの白い花がもう一つの風景を添えるという。
 四国に飯野山という姿のよい孤峰があるが、龍頭山は、山麓のマツやアベマキ、山頂のブナやミズナラと植物の垂直分布をみることができ、山歩きの楽しみも倍加するというもの。駒が滝も必見であろう。−平成18年7月−