児玉家住宅−安芸高田市甲田町−
児玉家住宅  児玉家住宅は、寄棟造りで桁行9間半、梁行5間。下屋根がなく四方に葺きおろされている。寄棟の屋根は実に雄大。重厚な雰囲気がする住宅である。住屋と呼ばれた
 築年は享保年間(1716〜1735年)と伝えられ、築後270年以上を経過した住宅とされている。
 建築後、修築の痕跡があるが建築当初の姿をよくとどめる住宅である。
 児玉家は、もともとこの地方の庄屋を務めた者が興した家系と伝えられる。天井の上に避難室が設けられ、弓銃の発射口や太鼓を吊り下げる備えがある。 −平成18年5月−