西国寺−尾道市−
 尾道の古刹。長い石敷きの参道を往くと西国寺の仁王門。江戸時代初期の造立で、和洋本瓦葺の楼門風の建物。仁王門をくぐり、石段を登りつめたところに金堂がある。桁行5間、単層入母屋造りの本瓦葺。鎌倉時代の和洋建築で雄大な大堂である。背後の裏山に三重塔が建っている。永享元年(1429年)、宥尊僧正の勧進によって建立されたもの。仏像、仏具などに名のあるものが多い。松の大樹が境内の要所、要所にあって、すがすがしさが感じられる寺である。−平成18年6月−