滋賀
サルナシ−甲賀市信楽町−
サルナシ 初夏のころ、野山が笑い入梅が近づくころ、峡谷の水辺でつぶらな花をつけるウノハナ(ウツギ)、エゴノキ、サルナシ。樹下で倒木の間からコアジサイが細い身をくねらせて地上に光を求める。6月初旬。信楽高原は入梅前のよい季節を迎えている。1〜2週間もすれば入梅。高原の初夏をササユリが彩ることであろう。
 ウノハナ、エゴノキ、サルナシはみな白く小さな花。触れるとほろほろと散るか弱さがある。サルナシの花はその存在すら
エゴノキ
エゴノキ
気づかれず、散っていくような花である。ほんのりとピンク色したガクに小さな花弁が5片。雌雄異株のつる性植物。雄花はおしべが多数ある(写真上)。雌花はめしべ一つで単生する。甘酸っぱい実は食べられる。
 信楽高原の峡谷に沿った道路わきで、サルナシの蔓がからんだエゴノキがあった。樹下に回るとサルナシとエゴノキノの花がそろって咲いている。なかなか貴重な体験だった。サルナシの花は躍動感があって見飽きない花のひとつた。見るほどに味わいがある。−平成21年6月−
サルナシ