大阪
星のブランコ−交野市(府民の森ほしだ園地)−
 全国には長さ約400メートル、地上高約170メートルにも及ぶ巨大吊橋があるが、交野の星のブランコは大阪府民の森ほしだ園地にある人道吊橋。長さ280メートル 、高さ50メートルの吊橋。この長大橋は、星への夢を架ける吊橋としては日本一の橋であろう。吊橋は、生駒山地の西、交野市の山中に架かっている。
 交野は星にまつわる古い伝説が残る町。園地から流れ出る川は天の川。川の最上流に、天の磐船伝説が伝えられ、ロマンが尽きることはない。川の下流域には牽牛、織女の七夕伝説を伝える機物神社などが鎮座する。
 星のブランコとはよくいったものである。牽牛、織女を取り持つブランコだ。吊橋の上手の遊歩道(展望地)から眺めると、吊橋はまさにブランコにみえ、京都・大阪の市街が指呼の間にある。園地にはクライミングゾーンや野外活動施設などが整い、豊かな自然は人々を探勝にいざなう公園である。