九州絶佳選
福岡
古墳の丘(光正寺古墳)−宇美町光正寺−
 宇美町の北西部に光正寺という地区がある。小高い丘の尾根上に全長53メートル(後円部径33メートル)の前方後円墳・光正寺古墳が横たわる。築造年代は3世紀。王クラスの被葬者と考えられている。一帯は住宅地となっていて、日当たりのよい古墳の丘は人々の憩いの場。クローバーの咲く丘で童が戯れ、前方部では春の山行きを楽しむ人々がいる。なんとものどかな宇美の里である。
 宇美は魏志倭人伝が伝える不彌ふみ国に比定する者もいるところ。光正寺古墳の近くに七夕池古墳や神領・浦尻古墳群が所在する。光正寺古墳はもともと石で葺かれていたが、緑地と一体的に活用する観点から芝張りにして、別途石葺きの復元模型(縮尺5分の1)が古墳の下に設けられている。−平成17年5月−

光正寺古墳

古墳遠景(案内板)

古墳復元模型